乳酸菌でカンジダを予防
カンジタと聞くと女性の性病の一種だと思われがちですが、実はカンジタのは男女関係なく発症してしまう事があります。
ではこのカンジタ菌になぜ乳酸菌の効果があるのかを説明します。
カンジタとはどのような病気?
カンジタとは免疫力などが低下すると起こりやすい病気で、一度発症してしまうと再発率も高い厄介なものです。元々カンジタ菌は人間の体内に潜んでおり、膣や肛門などの粘膜や、皮膚、消化器官など広い範囲に渡って存在する菌です。
健康な体であればなんの害はないのですが、疲れがたまったり、抵抗力や免疫力が落ちると、カンジタ菌は体内で悪さをし始めます。
女性であれば外陰部に非常に痒みや赤みを伴い、カッテージチーズのようなおりものなどの症状がでてしまいます。
かゆみが大変強く、陰部を掻きむしってしまうと更に症状が悪化する事があります。
カンジタになってしまったら抗生物質などを産婦人科で処方される事が多いです。
なぜ乳酸菌がカンジタに効果があるの?
ではなぜ乳酸菌がカンジタの効果があるのでしょうか?通常、膣内にはデーデルライン桿菌という善玉菌が生息していて、膣内を強い酸性で守ってくれています。
この状態によって通常であれば膣内を外部の細菌から守ってくれているのですが、先程も述べました様に、疲れやストレスなどで免疫力が落ちてしまうと、この外部から守る力も弱くなり、カンジタになりやすくなってしまうのです。
乳酸菌は免疫力を上げる効果があるため、乳酸菌を摂取する事で体内全体の免疫力を高め、感染の予防に効果があるのです。
カンジタに効果のある乳酸菌とは?
カンジタにはどのような乳酸菌が効果があるのでしょうか?代表的な乳酸菌を3つご紹介します。1.フェカリス菌
フェカリス菌は免疫力を高める効果がある乳酸菌です。このフェカリス菌は加熱して死菌になった方が効果があるため、様々な食品に加工でき、常温で保存できるメリットがあります。
2.植物性ラブレ菌
植物性ラブレ菌は生きたまま腸まで届く乳酸菌で、発酵食品などに含まれています。植物性ラブレ菌の効果は腸内環境を整え、腸内の免疫細胞を活性化させる働きがあります。
そして植物性ラブレは、効果が普通の乳酸菌よりも非常に高いのです。
3.デーテルライン桿菌
デーテルライン桿菌は先程も述べました様に、膣内に存在する乳酸菌です。このデーテルライン桿菌を増やす事で、膣内を強い酸性に保ち、外部からの感染を防げるのです。
カンジタにならないためには
カンジタは一度なってしまうと再発率が高い病気です。そしてカンジタは疲れたり、ストレスが溜まってしまう事で落ちる免疫力や抵抗力が下がると悪さをする菌ですので、普段からストレスを溜めず、疲れたら体を休めるなどの休息が必要になります。
乳酸菌を含んだ食べ物を摂取することで免疫力を高める事も1つの方法です。
いかがでしたか?
乳酸菌は腸内環境を良くするだけでなく、体内の免疫力を高める効果もあります。
カンジタは一度なってしまうと厄介な病気ですし、完治をしないとパートナーに感染させてしまいます。
そうならないためにも、日頃から乳酸菌を取り入れ、体内の免疫力を高める事で、カンジタを予防しましょう。