乳酸菌はどれを選べばいい?

現代では様々なタイプの乳酸菌が発見され、それぞれ乳酸菌特有の効果があります。
ですが、沢山の効果がある乳酸菌の中で一体どの乳酸菌を選べば良いのか悩む事はありませんか?
ここでは、乳酸菌の種類や効果について具体的に説明します。

乳酸菌の定義とは?

乳酸菌は食品などに含まれるブドウ糖(グルコースという)を発酵させ、乳酸を作り出す体に良い細菌の事をいいます。
この乳酸は食品の風味や栄養成分をあげる効果があります。
又乳酸菌はブドウ糖を発酵する際、約半分以上の乳酸を作り出す細菌の事を意味しており、自ら動く事は無く、毒性も出しません。
そして乳酸菌には2種類の形状があり、細長い棒状の形をした桿菌と、丸みを帯びている球状の乳酸菌があります。
乳酸菌は善玉菌とも呼ばれ、腸内環境を良くする上で必要な細菌になります。

乳酸菌別にみた種類とそれぞれの効果

では乳酸菌別でみたそれぞれ4つの効果についてまとめます。

風邪、インフルエンザ予防なら→プラズマ乳酸菌

プラズマ乳酸菌の特徴は免疫細胞に直接働きかけること。
プラズマサイトイド樹状細胞を活性化させる事ができ、免疫細胞全体に働きかけるので体内に入るウィルスを撃退する効果があるのです。

アトピー性皮膚炎又は花粉症なら→L-92乳酸菌

L-92乳酸菌の正式名はラクトバチルス・アシドフィルス・L-92株といいます。
このアシドフィルス菌は乳酸菌の中でも胃酸に最も強い性質があり、腸内環境を良くするだけでなく、特に免疫力のバランスを整える効果が高く、花粉症やアトピー性皮膚炎などに効果があります。

ピロリ菌を抑えるなら→LG21乳酸菌

ピロリ菌は胃の疾患を引き起こす原因になる菌で、発ガン因子としても知られる菌です。
このピロリ菌は日本人の約7割の方が感染しています。
この体内に悪影響を及ぼすピロリ菌に効果があるのが、LG21乳酸菌です。
この乳酸菌の特徴は胃酸に強く、胃の中でも生き残れ、胃の壁に長く留まる事ができます。
そしてピロリ菌に対し、殺菌作用の力が強い乳酸を作りだす事ができます。

免疫力向上なら→KW乳酸菌

正式名称はKW3110株という乳酸菌です。
キリンビールと小岩井との合同研究によって発見された乳酸菌です。
このKW乳酸菌特徴は、アレルギーの状態の時、免疫力をあげる事ができるので、アレルギー改善の効果があります。

乳酸菌の効果を知って自分に合う乳酸菌を探そう!

いかがでしたか?
乳酸菌はこれだけの働きにとどまらず、腸内環境を改善する効果でも知られています。
乳酸菌にはそれぞれ特有の効果があるので、色々な製品を試してみて自分に合う乳酸菌を見つけてみましょう。