乳酸菌にデメリットってある?

健康に良いとされている話題の乳酸菌は、日常生活でも摂取しやすい特徴があります。
乳酸菌には様々な効果があり、中でも腸内環境を良くし、便秘改善効果があります。
この様に人間の体内にとって多くの効果がある乳酸菌ですが、デメリットもあるのでしょうか?

乳酸菌の3つのデメリットとは?

では人間の体に良いとされる乳酸菌の3つのデメリットについて詳しくまとめてみました。

1.確実性や即効性に欠ける

乳酸菌は薬ではありません。
便秘を改善したいとヨーグルトやサプリメントを摂取しても、すぐに効果が現れるかどうかはその人の体質にもよります。
腸内環境が極端に悪い人は時間がかかりますし、そうでない人でも、実感を感じ始めるのはヨーグルトを摂取して約1週間程です。
そしてヨーグルトを食べ続けたとしても、根本的に便秘が完治するわけではありません。

2.過剰摂取でお腹を壊してしまう

便秘を早く改善したいからといって乳酸菌の摂り過ぎは良くありません。
乳酸菌を摂り過ぎてしまうと腸内環境のバランスが乱れてしまい、下痢になる事があるからです。

3.食品によって糖分、塩分、脂肪分を摂り過ぎてしまう

ヨーグルトは乳酸菌摂取しやすい食品ですが、糖分や脂肪分が多いものも多くあります。
食べ過ぎてしまうと、糖分や脂肪分も同時に摂取してしまい、逆に太ってしまう事もあります。
また、植物性乳酸菌の豊富な漬物やキムチは塩分過多に注意です。

乳酸菌のデメリットを回避するにはどうすれば良いの?

では乳酸菌の摂取する上でデメリットを回避するのはどうすれば良いでしょうか?
ずは自分に合うかなと思った乳酸菌を最低2週間以上摂取し、摂り過ぎない事です。
腸内環境は善玉菌2:悪玉菌1:日和菌7の割合が最も良いバランスです。
この腸内バランスの事を腸内フローラといいますが、このバランスを保つことがポイントです。
ヨーグルトも果物入りや加糖タイプではなく、無糖タイプ、脂肪分が少ないタイプを選択する事もポイントになります。

どうしても甘いものが欲しい方はオリゴ糖などを入れて食べてみてください。
なぜならオリゴ糖は乳酸菌のエサとなって活躍してくれるからです。
オリゴ糖は乳酸菌のエサになってくれる糖分です。
オリゴ糖は胃や小腸などの消化液に強く、大腸まで届くので善玉菌のエサになってくれます。
オリゴ糖を多く含む食品は、タマネギ、キャベツ、ゴボウ、アスパラガス、大豆などです。
また、砂糖よりもカロリーが低いので料理などにもオススメです。
また、ヨーグルトに甘味を加えたいのであればぜひオリゴ糖を使いましょう。

いかがでしたか?
乳酸菌は人間の体内にとって無くてはならない細菌です。
ですが、乳酸菌を摂取しているからといって、毎日不規則な生活習慣や暴飲暴食を繰り返していれば、腸内環境は悪化の一途をたどり、腸内環境はますます悪くなるばかりです。
便秘が中々改善されない方は乳酸菌だけに頼らず、まずは食生活から変え、乳酸菌を一度に摂り過ぎないようにしましょう。