日本食にも乳酸菌

乳酸菌は腸内環境を良くする上で必要な細菌です。
実はヨーグルト以外に、日本食にも乳酸菌が豊富に含まれている事をご存知ですか?今回は乳酸菌が多く含まれている日本食について詳しく説明します。

乳酸菌が多く含まれている3つの日本食

乳酸菌が全ての日本食に含まれているわけではありません。
乳酸菌は日本食の中でも発酵食品に含まれています。
乳酸菌が含まれている発酵食品とはどのようなものがあるのでしょうか?

1.穀物や豆などを発酵させている食品

味噌・醤油・納豆・日本酒 など

2.魚を発酵させている食品

鮒ずし・しょっつる・塩辛 など

3,野菜を発酵させている食品

ぬか漬け・酢漬け・麹漬け・粕漬け・からし漬け など

これら3つの食品には発酵という共通点があります。
発酵は微生物の働きで食物が変化し、人間にとって体に良い作用をもたらします。
発酵する事ででんぷん質やタンパク質を分解し、アミノ酸や糖分といった新しい味を作りだし、豊かな風味を生んでくれるのです。

日本食が体に良いとされる理由とは?

なぜ日本食が体に良いのでしょうか?
日本食には発酵食品が多くあり、これらに含まれているのが植物性乳酸菌です。
通常の乳酸菌は口から摂取するとその殆どが胃酸や胆汁で死んでしまいます。
ですが、植物性乳酸菌は生きて腸まで届く特徴があり、生きて腸まで届く力が強いと、腸内環境を良くする上では大変効果が期待できる乳酸菌なのです。
一方、洋食は肉が多いのが特徴です。
肉の摂り過ぎは腸内環境を悪くしてしまいます。
なぜなら、肉を摂り過ぎてしまうと、腸内の悪玉菌が増えてしまい、腸内環境が悪くなるからです。
したがって、日本食は洋食よりも善玉菌を増やしてくれる食品が多く、日本人の体質にあっているのです。

古くからある日本の発酵食品を取り入れましょう!

いかがでしたか?
発酵食品は古くから日本の食生活に深い関わりがあり、体に大変良い食品です。
発酵させる事で食物を長く保存する事ができ、旨味や深い味わいとなり、まさに昔の人の知恵が生み出した食品です。
これら発酵食品を日本食から積極的に取り入れる事で、効率良く乳酸菌を摂取する事ができます。
意識して日本食である発酵食品を積極的に取り入れてみてください。